ショップブログでも制作風景をレポってました本麻の着尺反物!
やっとこアップ作業が終わりまして、ウェブショップに公開です〜


ブログの制作レポでも伝えしたとおり、このシリーズ、全部で9反織ったのですがご紹介できるのは3反のみになってしまいましたが…とりあえず、どうぞ♪


落ち着いたトーンながら楽しげな多色使いのSONG


ベーシックな色遣いだけどラインがぱきっと効いてますLINE(ベージュ)


男性にも良いのではないでしょうか♪LINE(カーキ)


とっても薄いので、背景の黒い布の色がちょっと透けてるの、お分かりでしょうか…?本麻ちぢみは綿麻ちぢみよりもさらに薄手になってますので、まさに7,8月の盛夏のための夏着物です。本当に!涼しいと思いますよ〜!!


どれも変わり縞なので、仕立て方で雰囲気ががらりと変わります。


どちら側を衿に持ってくるかで、

表情が変わってきますので、おもしろーい。

あっ、このトルソーさんの写真は今回販売のものとは別色になりますのでご注意くださいませ〜。この色も結構良かったんですが…キズ反で販売不可です。えーん。でもこれも、そのうち小物か何かに生まれ変わると思います♪


今回の新之助上布、ウェブショップ別注柄ということで、”湖彩koiro”と名前を付けました。
びわ湖のほとり、近江の地で織られる新之助上布が、皆さんの着物生活に彩りを添えられたら嬉しいな♪という思いもあり…まあその、うちの娘から一文字もらったという話もあります(笑)

十人十色といいますが、着物の着こなしは人それぞれ。湖彩も、その人なりの着こなしをして頂けたらいいなあという思いも込めてます。店長普段に着物着てて思うのですが、普段に着物着るんなら、コーデのしやすさとか、周り(主に洋服の人たち(笑)との馴染み具合とか、結構大事だと思うのです…でも地味地味だと、ほんとに地味!で終わってしまってムツカシイんですが。

落ち着きはあるけど、モダンで、コーデしやすくて。十人”湖彩”で着こなせるような…そんな着物になったらいいなあと思っていたりします。


今月の有楽町での展示会が終わったら、師匠の新之助”クレイジー”上布もご案内できるかもしれません…!?夏に向けての新之助上布を、どうぞご期待くださいませ♪
さてっ!前回の日記で、新之助上布の制作風景をご紹介しましたが…今回は後半ですっ

織られた反物の仕上げの工程、まずは「ちぢみ(縮)」の加工♪
「ちぢみ」とは生地表面をデコボコにする加工です。近江上布の特徴でもありますっ。ちぢみの加工屋さんが織り上がった生地をもみもみ!!することで、生地にシワ加工が施されます…初めから小さなシワになってますので、着用前にはアイロン要らず!お手入れ簡単です〜。さらにシボシボが程良くお肌との距離を保ってくれますので、さらさら着心地が良いのも特徴♪

お手入れ簡単、着心地も良し!そんなステキな「ちぢみ」なのです。
ちぢみの麻織物は、近江上布や近江ちぢみの他にも、「小千谷ちぢみ」などもあります。小千谷ちぢみと近江上布は、生地の見た目は似ているのですが手に取って見ると手触りが全く違うんですよ〜。反物を卸した先の小売店の方も驚かれていました。
私も自宅に小千谷縮の生地があるのですが、触り比べるとしっかり、パリッ!とした触り心地の小千谷縮に比べて、近江上布は麻のハリはあるものの、小千谷縮よりもしなしな〜っと柔らかです。生地の薄さは同じようなのですが…不思議!


ちょっと横道にそれちゃいましたが…!
ちぢみの加工から戻ってきた反物、こんな感じになりました。

見事にちぢみのシボがついてます♪
ちぢみの加工を経て、反物の色がワントーンキレイになったみたい!(師匠曰く、”緯糸の色がたつ”んだそう)


今回織った3柄3色の9反です。



そして最後の仕上げの工程、検反です。
織りキズが無いかどうか、一反一反目視で確認していきます。


細いうえに切れやすい麻糸での織物は、キズも出来やすいもの…
全くキズなく織り上がってくることの方が珍しいようです。
着用に差し支えのない極小のもの、耳の端に近いものなど、許容範囲のものもありますが、やはり大きく目立ってしまうようなキズがあれば売りに出せません…

大きくと言ってもこんな感じの、指の先くらいのものだったりするのですが。
この反物は結局キズ反になってしまいました…キズがあると正規の着尺としては販売できませんので、小物作りなどに転用したりします…ぐすん。

結局9反検反して、商品として出せるのは3反という結果に(涙)
今回はちょっと多かったようですが、でも良く有ることだそうです。うーん、麻織物は厳しい!でもしょうがない!



せっかくなのでキズ反でトルソーさんに巻き巻きしてみました♪
折れシワがついてはいけないので商品ではできませんが、これで少しは着用イメージを掴んで頂けるかしら?と。

今回の反物はアシンメトリーな変わり縞ですので、反物のどちらを衿に持ってくるかで印象ががらりと変わります。面白い♪


今回ご覧頂きました本麻ちぢみの着尺反物、近日ご紹介予定ですのでお楽しみに〜。夏のふだん着物にぴったりの新之助上布です♪
いよいよ新之助上布の本命、本麻ちぢみの着尺が織り上がってまいりましたよ〜!
検反済ませて写真撮影すれば、ご紹介です。うふふ。
今回のものは、ウェブショップ用に別注した柄なのです…!店長が柄を考えましたので、普段の師匠は織らない感じの柄になりました。普段とは、ちょっぴりテイストの違う新之助上布です♪


そんなウェブショップ別注の新之助上布が織り上がるまでを記録しましたので、ブログでもお見せしていきたいと思います♪
今回のものは機械織りの着尺なのですが、機械織りだからといって糸セット!スイッチピッ!で織り上がってくる訳ではなく…色んな人の手、色んな工程を経て一反の反物になるんだな〜と私も勉強になりました!


さてさて、まずは柄を決めないことには何も始まらないのです。

最初の工程が、「縞割り」です。
いわば織物の設計図!柄を決めたら、どんな色の糸が、何本並んでいて…というのを書き出します。今回の機械織りの着尺は、3反同時に織りますので3柄作るのです。



店長初めてで縞割り図まで書けなかった(汗)ので今回は、こんな感じで〜と糸の糸を選んで、柄を絵で書いて師匠に設計図に起こしてもらいました。

設計図が出来たら、次は経糸の準備!上記↑の状態で糸巻きに巻いてある糸を、設計図通りに織り機で織れる状態にする「整経」の作業です。これは工房ではしていない作業なので、近くの整経屋さんにお願いしています。
整経で織りやすさも変わるんだそうです!



整経が終わった経糸を織り機にセットして、ようやく織りの作業です。
3柄並んでセットされてます♪この状態でも柄の様子がぼんやり分かる感じ!


横糸を入れるとまた違う色になります。
今回は3色の横糸を選んで、3柄×3色、合計9反織ることになりました。

さてさて織っていくのですが…もちろん機械織りですので、スイッチを入れると織り機が織ってくれれます。ただ麻の糸はとっても切れやすいため、切れては直し、切れては直し…織れるスピードはゆっくり、ゆっくり。
私は今は近くで見ているだけですが、麻って本当に良く切れる!30分以上機が動くと「おぉ、珍しい!」って感じです。



9反織るのに結局半月かかりました。


織り上がった反物はこちらに巻きとられています。
ちょっと色が違って見えるのは、横糸を3色違うものを入れているから!



機から外してきて、ちょっと反物っぽくなりました。しかしもちろんこれで完成〜!という訳にはいきません(汗)この織り上がった反物に、近江上布独特の「ちぢみ」の生地加工を施します!
これも工房では出来ない作業なので、加工屋さんにお願いです。


どんな感じに仕上がってくるかな?ちぢみ加工後の工程は次回で〜♪

着尺、お仕立て上がりの着物に半衿…と色々着物関係のアイテムをご紹介してまいりましたウェブショップです。でもそう言えば…帯がありませんでした!


実は展示会などでは本麻の八寸帯などもご提案しております。
師匠が柄を組んで、近くの帯の織り屋さんが織って下さるもの。私もサンプル品を締めたことがありますが、すっごく軽くてしなやかで、めっちゃ締めやすい〜♪んですけど…数が少ないので展示会限定(涙)しかも良いものだけにまあその、お値段も良い感じで…ごにょごにょ…
で、ウェブショップでは帯の扱いは無しかしら、と思っていた…のですがっ!

しかしそこはどこから何が出てくるかわからない四次元ポケットみたいな工房です。6月の展示会で行われるハギレ販売用に引っぱり出されてきたデッドストックの布たちの中から、綿麻ちぢみの反物を発見〜こ、これは!と試しにへこ帯として使ってみたら…むむむ、良い感じ♪

新之助上布自慢のしなやかで薄手の綿麻ちぢみ。
通気性も良いですし、麻のハリがありますので、軽ーい締め心地で帯結びも垂れずにふんわり、キレイに決まるんです〜
師匠は「へこ帯って…浴衣に使うんちゃうの?」とピンとこない様子でしたが、いえいえ、近頃のへこ帯は”ファブリック帯”なんて呼ばれたりして、カジュアルに結べる簡単さ、ナチュラルな雰囲気、楽ちんな締め心地が、ふだん着物女子の間でかなーり、注目を集めているアイテムなんですよ、師匠っ!

で、さっそくデッドストックの箱を掘り返しまして、へこ帯に使えそうな反物をあれこれピックアップしました。布の長さの関係で、一柄2〜3本しか取れませんでしたが、ベーシック色から鮮やかな差し色まで、ステキなへこ帯を揃えることができました♪


せっかくなので5柄全てご覧くださいませ〜


着物を選ばない万能カラー、ムラグレー
男性にもオススメです〜


こちらも男女どちらもカッコ良いと思います!カスレブラック
絣調の細ストライプの糸が金色っぽくて、大人な雰囲気!


色違いのカスレクリームは、すでに一本売れてしまいまして残り一つです〜
ナチュラルでどんな着物にも馴染みそう♪


目に鮮やかなエメラルドグリーンはインパクトばっちりですっ。
繰り返しの無い大きな柄ですので、折り方で見える柄が違って表情が出そう。


色違いのヒマワリイエローは、夏にぴったりの元気カラー!
華やかな変わり結びで注目を浴びそうな一本です♪

反物をそのまま切り出した商品ですので、端がピンキング始末になっている事などご注意頂きたい点がいくつかございます。商品の詳細ページでご確認くださいませ!


さてさて、それにしてもどれもナチュラルでイイ感じ♪
トルソーの着用写真には商品にシワが付かないようにとハギレを使用いたしましたので、長さが足りないものも多く、ちょっとボリュームの足りない写真もありますが…お届けするのは4m20cmのたっぷりサイズ!ふんわり系の変わり結びも十分お楽しみ頂けると思います。もちろんスッキリ結びたい方や男性の方など、短めがご希望でしたら端を切って調節してくださいね。

ちなみに、今回トルソーさんには本体への補正や、帯を支えるための帯枕、紐など全く使わずに結んでみました。へこ帯の商品写真って、「何でこんなに高くふんわり結べてるの!?」って写真もあり…どうやら帯枕や紐やらが駆使されていたりするようなのですけど(笑)これは軽くてハリがある素材のおかげで、結ぶだけでふんわりナチュラルに決まってくれました♪


夏の浴衣から、ふだん着物にも!季節を問わずお楽しみ頂ける、楽ちんナチュラルな綿麻ちぢみへこ帯!お値段は¥4725(税込)です。

もちろんご自宅でお洗濯可能です。今年の夏はお手入れも、帯結びも、締め心地も楽ちんなへこ帯でお出かけされませんか?どうぞご検討くださいませ♪