最近は朝イチ洗濯物を干す時からじりじり肌を焼かれるようだったのが、今日は何だか空気の肌あたりが少し柔らかくなったようで、秋の気配を感じた気がした彦根です。昼間は相変わらず、サウナみたいですけどね!


さてカレンダー見てるとウソみたいですが、8月もあと一週間なんですね…。着物カレンダー通りなら、9月からは単衣の季節…とはいえこの気温ですので、カレンダー通りに衣替えしてたらゆであがっちゃいそうです(笑)カジュアルはあまりこだわらずで、9月も本麻ばしばし着て行きたいと思っておりますがっ
それでもやっぱり近づいて来ている(はず)の秋の足音♪
ショップでも秋単衣にぴったりの綿麻ちぢみのお仕立て上がりがご用意できました!


早速、ご覧くださいませ♪

おいしそうな抹茶色の緑茶縞に…



こちらはピンクと紺色の取り合わせ、渋桜縞



グレートーンで落ち着いた印象の木陰縞



今回は身丈170cmのLサイズもあります!大人っぽいクリーム縞

中には前回入荷分の色違いや、ただいまショップでご紹介中の綿麻着尺の色違いなども含まれています。秋らしいちょっと落ち着いたトーンの縞柄が揃いました!数は前回よりも少し少ない7柄ですが、どれもステキですよ〜。
パキッとした色使いのモノや、大きな縞は前回も早めにお嫁に行ってしまった人気柄でしたので、お気に召しましたら、お早めに♪



さて今回入荷分より、価格を¥26000(税込¥27300)から¥28000(税込¥29400)へ変更させて頂いております…

以前のお仕立て上がりは、京都や時には海外の縫製工場さんへ(海外縫製の分はレディースではウェブショップへは出品していませんが、メンズで少しあります)どかーんと大量発注して作っていたものなのですが、今回からは縫製を地元の縫製工場さんへ頼むことになり、また一度に作る数も少なくなりましたので、同じ加工賃では生産できなくなってしまいました。
お店の方で全て吸収出来れば良かったのですが、上昇分全ては難しく、一部お客様へご負担いただく形になってしまいました。以前の価格でご期待頂いていたお客様には、誠に申し訳ありません!

しかしそれでも反物で¥21000(税込¥22100)ですので、かなり頑張らさせては頂いておりますよっ。加工も仕立ても無しですぐ着られますので、まずはちょっと、新之助上布とやらを着てみたいわ!という方には(サイズが合えば)ぜひお勧めです♪
それに地元の縫製屋さんになり小さい数で縫って頂けるようになりましたので、これからもちょこちょこ新柄を追加できるかも…!?です!


で、わざわざ何で縫製屋さんを変えたの?と言う話なのですが…今回縫製工場を地元のお店へ変更したのには、”自分とこだけじゃなく、周りの皆が潤うのが良い商売”という師匠の考えがありまして。
新之助商店は織り屋なのですが、1枚の布は織りだけでできるのではなくて、糸を染めたり、生地を加工したりと色々なお店の手を借りなくてはなりません。なのでそういった織り以外の周辺のお仕事を、出来るだけ地元の周りのお店にお願いして、地域全体でハッピーなお商売にしたいよね、というのが新之助上布の理想なのです。とにかく安いものを作る!という事なら、安いところへどんどん外注していけば良いのかもしれませんが…でもどんどん外注しすぎて、滋賀の布なのかどうなのか分からなくなってしまうのも本末転倒ですしね!

純粋なメイドイン・シガの麻布を作るというのはなかなかに難しい現状はあるのですが、今の時点でも糸を染めるところから、織ってシボづけ加工するところまでは地元滋賀で行っていました。さらに商品を作る際の縫製も、少しずつ地元に移して行きたいねというのが今回なのです。


滋賀にはもともと「近江商人」と呼ばれた商人さん達が居たそうで、その近江商人にも”三方よし”という言葉があります。あまり詳しくないのでちょっと間違っているところもありそうですが(汗)三方よしというのはつまり”売り手よし、買い手よし、世間よし”。
売り買いする人だけじゃなく、周りもハッピーになる商売をしよう!って事なんだそうです。
師匠に近江商人の血が流れているのかどうかはわかりませんが(笑)
近江上布を受け継ぐ新之助上布ですので、やっぱり地域全体を盛り上げていけるようなお商売になるのが理想なのかなと。

お値上げでがっかりされる方もおられるかしら!?とドキドキしつつ…どうぞどうぞ、ご理解頂ければと思います!


暑いうちは浴衣モード、涼しくなったら単衣に…寒くなるまで着倒せる!綿麻ちぢみはこちらからご覧くださいね♪

新柄追加!→綿麻ちぢみお仕立て上がり
メンズもありますよ〜→綿麻ちぢみお仕立て上がりメンズ
マイサイズにお仕立てするなら♪→綿麻ちぢみ着尺
毎日暑いですね!工房に行くと汗でべったべたになる店長です。
つれて行っている娘をたらいに入れて水浴びさせるのですが…私も行水したいくらい!

それでも着々と反物の生産が進んでいる工房…
ただいま師匠がばりばり綿麻や本麻の着尺を織っていますよ〜!来季に向けての着尺の準備が主なのですが、好評頂いています綿麻の兵児帯の新バージョンを作るべく、兵児帯用に色柄を作って織ってもらったり、ふふふ…これは秋頃ご紹介できると思いますので、お楽しみに!


ともあれ、工房に行くたび機には違う柄の経糸が乗っていて、今度はどんな柄かな〜?と見学するのが秘かに楽しみなのです♪


先日はちょうど経糸が機にセットされた時に居合わせたので、師匠が横糸を決めるのを口を出しつつ(笑)見学。その時の写真を撮りのがしちゃったので、横糸決めのために試し織りした生地を撮ってみました。カラフル!

新之助上布は先染めの糸を使った織りの布地です。染めの布なら、画用紙に画材で絵を書くように、白い生地を自由に染めることができるのですが、織りの場合はそうはいきません。
色柄のデザインは糸の配置で決まります。何色の糸を、何本縦に使うのか、そしてその経糸に、何色の糸を何本横にうつのか…これで格子や縞が織りだされるのです。



経糸(たていと)はこんな風に「縞割り図」という設計図みたいなものを最初に書いて、整経屋さん(丸巻き?状態の糸を、織り機にかけられる状態にしてくれるところです!)で準備をしてもらいます。

●色の糸が何本あって、その隣に△色の糸が何本きて…とデザインするのですが、経糸の本数は例えば本麻の着尺地一反分だと1078本。もちろんそれだけの糸を実際並べてみる訳にはいきません(汗)
脳内イメージを頼りに、こんな感じになるかな〜?と思いながらデザインするので、整経が終わってみるまでは師匠にもどうなるか分からないそうで…整経屋さんから戻ってきた経糸を機にかけるのはドキドキ!
そうやって経糸が決まってからも、横糸に何を入れるかでまた生地の色柄はがらっと変わってきます。経糸を変更することはできませんが、上のサンプル生地のように織り始める前に何色か横糸を変えて試し織りをして、経糸の柄に合うベストな横糸を選んでいくのです。


しかしここで難しいのは、今生産している新之助上布は「3反を同時に織る」ということ…


このレピア織機という機では3反分の経糸を横に並べて織るのですが、上の写真のように、並んだ3反の経糸は、それぞれ違う柄なのです。同じ柄だったら、3反、6反、9反…と、同じものが出来ちゃいます。同じものを大量生産したい場合はそれでもいいのですが、消費者さんに直販している新之助上布は、できるだけコストを抑えつつ、種類を豊富に生産しなくてはなりませんので、3反別の柄の経糸を配置することになります。



同じ横糸が入っても、柄が破たんしないような3柄分の経糸の配置。
3柄の雰囲気を変えつつ、経糸の柄を生かせる横糸の選択。
レピア織機で織る場合は、コストの関係で横3反×縦3反の9反を最小のロットとしています。一つの柄を考えるときには、この9反を同時にイメージしていないといけません。

こんな柄の生地が欲しいな〜〜♪と思っても、こっちが立てばあっちが立たず…うーん!となっちゃったり、いざ機にかけてみればこんな柄のはずじゃ〜!!みたいなことも…経験豊富な師匠でさえ、出たとこ勝負のモノづくり。


私はまだまだ経験不足なので、こんな新之助上布欲しいな♪と思っても柄組みになるとムツカシイ〜と頭を抱えてばかりなのですが…「手間かかるけど、面白いやん」とにやりと笑う師匠なのでした。確かに!
今日もまた織り機からは楽しい新柄が、ぞくぞく織りだされています♪

毎日暑い日が続きますね…皆様いかがお過ごしでしょうか。
彦根も夏真っ盛りのお祭りシーズン!私も近所の商店街の夏祭りや、花火大会に、さらっと綿麻ちぢみを浴衣にして出かけています。綿麻ちぢみは肌触りが良くって浴衣にぴったりなのです。うふふ。

夏はお祭りを初め、夏着物や浴衣にぴったりのイベントも多い季節♪気軽に夏の着物や浴衣を楽しんで頂きたいな♪と、ショップでは着尺の他にもすぐに着られる綿麻の仕立て上がりや、さくっと結べる兵児帯などもご用意しているのですが…気軽に楽しむにも、まずは着方が分からないとね!


ということで、ショップでお買い上げのおまけとして、着方プリントをお付けすることにしました。

着方プリントの詳細はこちらから
”おくみ”って何!?カジュアルな着物ってどんなもの〜?な初めてさん向けの着物の基礎知識から、着物&襦袢の着方、各種帯の結び方などなど、色々取り揃えてみました。一度のお買い上げに付き、3種類までお選びいただけます!


このプリント、もともとは私が今近所のカフェでやってます着物の着方教室で使ってるプリントなのです。一応お教室でお教えした内容の復習用ですので、細かい部分が端折られているところもあるかと思いますが…それでもイラストで分かりやすく、着付けや帯結びの流れを追って頂けると思いますよ〜。
まずは初めの一歩から!着方プリントで、気軽にきものに挑戦して頂けたら嬉しいです!


さてさておまけつながりでもう一つ…
軽くて楽ちん、キレイに決まる♪と好評頂いております綿麻ちぢみへこ帯。綿麻ちぢみの反物を切り出したまま端処理をせずご提供することで、お得なお値段となっております。
ピンキングばさみで切っていますのでそのままお使い頂いても大丈夫なのですが、端の糸を抜いてフリンジにしたり、ミシンで押さえたり…そんな最後のひと手間を楽しんで頂けるように、「新之助上布」のオリジナルタグをお付けすることにしました。


こちらのものと同じ大きさ、2cm×5cmくらいかな?のタグがつきます。色は白or紺。ショップのお任せになります。端処理をしたら、仕上げに好きな部分にタグを縫いつけて使って下さいね!


お買い物が楽しくなる、そんなお店になったらいいな♪ステキな商品をご用意するのはもちろんですけれども、+αの楽しさもご提案できるように…いろいろ工夫をしていきたいなと思ってます。
これからも新之助上布ウェブショップをよろしくお願い致します!


工房に出勤したら、事務所の座布団が夏モードになってました。
冬用の座布団はフツーの綿の生地だったのですが…夏用の座布団は、なんと手織りの近江上布座布団地!座っちゃうのがもったいない!

結構使い込まれてるらしくところどころ擦り切れてたりするんですが…いやでもでも、すっごいステキな絵絣だわっと、思わずウットリしてしまいました!…と、一人で堪能するのもアレなので、ショップブログでも紹介しようと写真をぱちぱち。



まずは幾何学模様っぽい柄。


ぱっと見絵の具か何かで描いてるみたいな感じですが、これも絣で模様が織りだされているんです…。うわあ〜。地味にすごいっ。


こちらは草木の柄。あらモダン!
ちなみにちょっと映り込んでいるのは師匠の頭@昼寝中。


細かいな〜〜。
近江上布の絵絣は型紙捺染と言う方法で絣づけをするのです。色の分だけ型紙を作って色を付けて行くのですが、その時点では何だか版画みたいな感じです。でも織ると絣がずれるから…こんな水彩画みたいな感じになるのかしら?
型紙捺染の工程など詳しくはこちらの本家(?)新之助上布HPでどうぞっ


そして私のドンズバはこちら。

きゃーステキ!


今新之助商店で織る手織り着尺は横がすりなのですが、この座布団地に関しては縦横両方に絣が入っているみたいです。まるで手描きしたみたいなバラの花です。うへー。ちなみに青い糸に染めているんではなくて、背景部分用の型紙で背景の青を染めているんだそう。だからこんなうきあがった感じに見えるんだな…


ちなみに私の名刺入れも手織りの絵絣上布なのです。

うふふ。着物地はまだ無理だけど…お気に入りですっ。


そうそう、ウェブショップの店長なんて名刺要るの?と思ってたんですが…意外とお名刺を頂く機会が多くて(汗)最近お名刺作りました。裏はショップカードになってます♪


手の込んだもの、高い技術のものも、作られなければ続きません…もちろん、買って下さる方が無ければモノは作られません。ウェブショップで扱っている主力の商品は機械織りの新之助上布。でも手織りの近江上布もとってもステキです。今近江上布の絵絣を織れる伝統工芸士はうちの師匠だけだそうですが…この技を絶やすのはあまりにもったいない!と思うのです。
そのためには、もっともっとたくさんの方に新之助上布を知って頂かないと…そして、もーっともっとたくさんの方に、気軽に着物を手に取って頂けるように働きかけていかないとなのですっ。何か目標が大きすぎてくらくらしそうですが、たくさんの方が着物に親しむようになって、手織りの近江上布にもいっぱい注文が来るように…店長も地道にがんばるしかないなーと思うのでした。