さて苧麻から繊維を取り出す!麻の苧引き後編です。
前回は苧麻を刈り取って皮をはぐ作業でしたが、むいた皮からさらに繊維を取り出さなくてはなりませんっ。これが、苧引き!

刈り取った苧麻を工房に持ち帰って、早速苧引き開始します…師匠曰く、もし刈った後すぐ苧引きできない場合は、皮を流水の中に漬けておけば2〜3日は持つそうですよっ。
ほおっておくと皮と一緒に繊維も古くなって傷んでしまうので、早めに苧引きしちゃうのがオススメみたいです。


苧引きに使う板と刃…名前は何ていうんだろう?
師匠が福島県で苧麻の栽培をしている昭和村さんに行って譲ってもらってきた道具です。この道具で、皮の緑の部分をそぎ落としていくのです〜


ちょっとピントが合わなかった…(汗)

葉の根元の方に、刃を当てて一気に折るように力をかけると、繊維は切れずに皮だけがぱきんと折れます。これが結構ムツカシイ!慣れないと力加減が分かりにくいです…


板に当てて、刃で一気にこそげとりますっ。透明の繊維が見えてきましたよ〜〜!



根元まできれいに落として、乾かすとこんな感じに。繊維だけになるとこんなに白くきれいになっちゃうんですね〜!ちなみに、これは師匠の作。私のはやはり緑の部分が残ってしまい、乾燥後は微妙に茶色く変色してました…うーん、精進が足らない(汗)


数年前にこの苧麻の刈り取りを始めた師匠、結構慣れてきたそうですがそれでも一日がんばって取れる量といったら、ほんとうに一つかみほど。

そんなちょっぴりでも、いつかはこの麻で紡績してメイドイン滋賀の新之助上布を作れたら、とちょこちょこ溜めこんではいるのですが…この調子だと道のりはずいぶん遠そうです(涙)
日本には現在工業的に麻を大生産しているようなところが無いそうで、機械紡織で使うような大量の麻をどうやって苧引きしているのか謎なのですが、中国ではどうやっているのかなあ…?


そんなわけで、今の新之助商店のメンツではまだまだ人手不足なのですっ(涙)師匠と、苧麻のお引きして、バーベキューでもする会を設立したらどうだろう?言うてますが…興味のある方、来年の夏はご一緒に麻の苧引きをしてみませんか?参加者絶賛大募集中でございますっ!
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