以前に投稿した「新之助上布の麻ちぢみの風合いを長持ちさせるお手入れ」の2年越しの続編(?)です…
今回は新之助上布のしなやかな手触りがどうして生まれるのか?シボの風合いの持ちを左右するものは何なのか?という新之助上布の風合いの秘密!?を考えてみます。

 

そしてまたまた長文ですのでお気を付けくださいませ(汗)

 


唐突ですが生地は使うもの、ですね。(タペストリーなど飾って楽しむものも一部ありますが…)新品の風合いだけでなく、着用したり洗濯したりすることで起こる強度や風合いの変化も生地を使っていく上での楽しみのひとつかと思います。

風合いや強度といったその生地の持つ性格は、使われる糸の種類や太さ、撚りや糊付けといった加工の有無、さらに織るときの糸の密度、織りの組織、織った生地に施す加工の有無…といった様々な要素が複雑に重なり合って生まれているようです。(私も、まだまだ知らないことがいっぱいです!)
工場の仕事をしていて織りの色々な話を聞いたり様々な糸や生地に触れる中で、品質表示や洗濯タグに書ききれない違いやこだわりが生地一枚一枚に詰まっているんだなと感じます。

 

それは同じメニューでも味わいが全く違う、レストランの料理のようなものかもしれません。材料だけ、レシピだけ、隠し味だけ…一部の要素だけを取り上げて他と比べることは難しいように思います。
ですので今回のお話しは新之助上布の麻ちぢみについて、ということでお願いいたします!

 


 

【麻ちぢみの"シボ"の風合いを保つ撚りの力】

新之助上布の生地の風合いとして特徴的なのは「ちぢみ」といわれる表面のシボです。
本麻・綿麻ちぢみではともに平織りの生地を揉むことでシボをつけています。縮緬(ちりめん)などの生地は糸を強く撚(よ)って強撚(きょうねん)糸にし、糸の撚りが戻ろうとする力で生地にシボをつけるそうです。

滋賀には長浜の浜ちりめん(絹)や高島の綿ちぢみ(綿)といった生地もあります。どちらもシボの風合いが特徴です。私も高島ちぢみの肌着を持っているのですが、同じちぢみでもちりちりと均一に細かい凹凸が付いています。糸の撚りの力でシボが付くからでしょうか。面白いです!

 

ラミー麻の紡績糸にも撚りはかかっています。紡績する際にかける撚りは「地撚り」と呼ばれます。麻は素材に伸縮性がなく、撚りをかけないと糸に紡績することが難しいそうです。ふわふわのタオルなどには、無撚糸使用といった表記が付いているのを見ることがあります。綿は粘りのある素材なので無撚糸が作れるのかも…
糸が細くなるほど、その細さを保つための撚りも強くなります。地撚りだけではちぢみのシボを生み出すほどの力にはならないものの、細い麻糸にかかった撚りの力はちぢみ加工の際のシボの付きや持ちをより良くしてくれるようです。

新之助上布に使われているのは細番手の上質な麻糸。これをしっかり織りこむことで、シボの風合いの持ちが良くなるようです。

 

 

【しなやかな麻の手触りを生み出す細番手の糸】

 

また、新之助上布の麻を手に取って驚かれるのは、そのしなやかさです。
しなやかとはいえ麻なので綿や絹のようにふわふわとろとろではないのですが、麻といえばチクチクゴワゴワ…といったイメージをお持ちの方には、サラッとしなやかな新之助上布の麻の感触は意外かもしれません。

生地の薄さ、軽さは細い糸を使うことで生まれます。ですが麻糸は伸縮性のない素材のため細い糸を紡績することは難しく、織る時も大変です。機械織りといえばスイッチ一つで織りあがるのかな?と思っていた私も、良く切れる糸と格闘する織りの現場を見て驚きました…
糸を細くするほかには、糸の密度を少なくすることでも生地は薄く、軽く、柔らかくなります。糸を太くし密度を下げれば織りもスイスイ進んで楽になるのですが、ただ糸を減らすだけでは縫い目が割れたり、洗うとくたくたになったり…といった生地の強さや風合いの持ちの良さが失われてしまう恐れもあります。
織りを粗くする代わりには糸により強い撚りをかけたり不溶性の糊などを使うことで強さを補うこともあるようです。

 

 

当店の手織りの近江上布は機械織りに比べると少し目が粗いのですが、こんにゃく糊という不溶性の糊を糸に使用しています。手織り機のゆっくり緩やかな織りが生む風合いと相まって、ハリがありつつふんわり柔らかな生地に仕上がります。一方機械織りの麻ちぢみでは、細い麻糸を高密度に織ることで、薄くしなやかな風合いと丈夫さ、風合いの持ちの良さを両立させています。
透け感も機械織りの方がやや控えめです。機会があったら是非触り比べてみてくださいね!


大西新之助商店では以前はメンズアパレルブランドのシャツ生地を多く生産していました。さらりとした麻の良さを保ちつつ、長く着られる丈夫なシャツになるように…という厳しい検品基準をクリアするためのレシピを着物地の生産が主になった今も大事にしています。
洗濯を重ねることで柔らかく身体に添うように風合いが変化する過程も、生地を育てるような感覚で楽しんでいただけることと思います。

 

 

新之助上布の生地の風合いの秘密、いかがでしたでしょうか?
皆様の新之助上布も、着て洗って風合いを育てて…長く長く愛用していただければ嬉しいです。

麻ちぢみの風合いを保つお手入れについては「新之助上布の麻ちぢみの風合いを長持ちさせるお手入れ」の投稿も参考にしてくださいね!

 

※新之助上布のHPやウェブショップの文章を無断で転載されているケースを見かけます。当ブログも含め、ウェブショップ、ホームページの文章や写真を無断で使用・転載することはお断りいたします。掲載されている文章をお使いになりたい場合は当店まで連絡の上、元記事へのリンクをお願いします。

今年はぐずついた天気が続いていましたが、彦根でもここ数日急に夏を感じる暑さになりました。梅雨が明ければ本格的な夏!夏着物や浴衣で、ふだん着の着物ライフをお楽しみ下さい♪

今回は、新之助上布の生地を季節に合わせてお楽しみいただくためのご案内記事を書いてみたいと思います。いつもよりボリュームたっぷりな内容ですので、長文ご注意くださいませ〜!


新之助上布の生地には本麻と綿麻があります。毎年といっていいほど問い合わせをいただくのが、「綿麻生地は夏きものとして着られるか?」というご質問です。ウェブショップ担当藤岡の主観たっぷりではありますが、こんな感じでご案内しています♪


【新之助上布の綿麻は単衣の着物、そして盛夏は浴衣として】


(綿麻の仕立て上がり着物と綿麻兵児帯、本麻がまぐちポーチの組み合わせ。先染めの縞や格子といった柄が落ち着いた雰囲気の浴衣姿に仕上げてくれそうです)


新之助上布の綿麻は、大体5月下旬〜6月と9月の単衣の季節に着物として着るのがお勧めです!
綿麻といっても麻と綿の混率や糸の種類で生地の特徴は様々。新之助上布の綿麻はたて糸が綿100%、よこ糸が麻100%の「交織」の生地。麻の混率が多めですのでより麻らしさが際立ちます。それでいて綿のふんわりしなやかな風合いも生きていますので、ちくちくゴワゴワしないのに涼しいと好評です。
GWを過ぎて冬物ではないけれど真夏でもない…という合間の季節から、夏を目の前にしたちょうど梅雨くらいの時期まで、単衣の着物として快適に着ていただけると思います。

中に合わせる襦袢や帯など合わせるアイテムでも着心地に違いは出ると思いますが、たとえばお手頃な綿の半襦袢などを使うなら、30度を超えてくるような夏日に着物としては個人的には暑いかな…という印象です。(麻などもっと涼しい襦袢もありますし、お客様からのご感想では夏にも快適だった!という方もおられたので、暑さの感じ方には個人差があると思います)
気温が上がり、着物として着るのが暑くなってきたら是非浴衣としても活用を♪綿麻は本麻に比べ透け感が少なく、肌あたりも柔らかいので浴衣づかいにも向いています。薄色や無地ものは比較的透け感が強くなりますので、気になる方は浴衣スリップやステテコを着用するなど肌着で調節してくださいね。

風に涼しさを感じる9月からの秋口には、再び襦袢を合わせて単衣のきものに。透け過ぎない綿麻生地は、本格的に袷の季節が始まるまでの合間の季節に活躍してくれること間違いなしです。


【真夏にはぜひ本麻を】


(見た目にも涼しげな本麻の着尺)

7,8月の盛夏が夏きもののシーズン!ぜひ本麻の着物を楽しんでいただきたいです。
麻を着ていればずっと冷感が続く!とか、汗をかかない…!!わけではありません(汗)が、着物の中を風が通り抜けていくような生地の軽さと薄さ、涼しい室内に入った時などにすうっと汗が引いていくような水分の離しやすさは、やはり本麻ならではではないでしょうか。中に着るものも麻で揃えれば、麻の良さを存分に楽しむことができると思います♪
それでも35度を超えてくるような猛暑日には生地の重なり自体が暑いかも…(こんな日は、何を着ても暑いと思いますが)

少しでも涼しく着るには本麻を浴衣として着るという手もあると思います…が、上記のように色柄による透け感(本麻はより生地が薄いので透け感も大きくなりがちです)や仕立て(浴衣として着るならすっきりバチ衿がおすすめです)には注意しながら、活用してみてください。また肌あたりも綿麻に比べれば硬めになりますので、お肌の弱い方はご注意ください。(本麻の肌あたりが心配な方は、半衿などの小物で試してみてくださいね)

下に着るものを省くと心配なのが汗ですが、芯の入らないへこ帯なら通気性が良くご自宅で簡単に洗えるので個人的におすすめです。もちろん、麻や綿麻のきものは最初に縮み止めの加工をして仕立てればお家で気軽に洗える素材です。普段使いに着てじゃぶじゃぶ洗ってあげてください♪



(本麻素材ではありますが、少し温かみのある色遣いは季節の変わり目にも)

生地の表情や性格は素材や糸の種類、織りに各種の加工の有無による違い…と生地それぞれ違ってきます。
新之助上布の生地は細番手の麻糸を比較的しっかり織りこんでいます。このため他の麻よりも透け感は控えめかもしれません。その分6月や9月といった季節の変わり目にも本麻着物が活躍してくれると思います。


(マルチカラーやモノトーンは時期を選ばず活躍してくれそうです)

基本全て一点ものの新之助上布はデザイン色々。夏らしい色はもちろん、季節を選ばない色、少し温かみを感じさせるような色もたくさん生産していますので、季節感を大切にしながら快適性も逃さない♪そんな一枚もきっと見つかると思います!


綿麻も本麻も、仕立てる際は裏地を付けない単衣に仕立てます。(麻だけでなく木綿やウールなどの普段着の着物は通年単衣で仕立てることが多いです)カジュアルシーンで着る着物でもありますので、基本的には仕立てで季節を着分けるというより、生地の厚さや通気性による着心地(着ていて暖かい・涼しいといった体感)と見た目が与える季節感(生地の透け感やちぢみの風合いの涼やかさ、色柄の与える季節感)といった体感で着る時期を判断すれば良いのではないかなと思います。季節に合わせて体感で綿麻・本麻を使い分けてみてください。

皆様の夏きものライフに、新之助上布がお役に立てばうれしいです!


新之助上布の綿麻・本麻反物・着物はこちらからどうぞ♪

新之助上布 本麻着尺反物 http://shop.shinno-suke.com/?mode=cate&cbid=1820758&csid=1
新之助上布 綿麻着尺反物 http://shop.shinno-suke.com/?mode=cate&cbid=1820758&csid=2

綿麻ちぢみ仕立て上がり着物 http://shop.shinno-suke.com/?mode=cate&cbid=1821801&csid=0

 
暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続きますね…。
今回は生地のお手入れについて。夏の間たくさん着た・使った新之助上布の麻ちぢみ。特徴的なシボの風合いを長持ちさせるためのtipsです!

結構、長文ですのでご注意くださいませ(汗)




新之助上布の魅力の一つである「ちぢみ」の風合い。
生地にシワをつけることで着た時に肌との間に程よい隙間ができ、また着用の際のシワも目立ちにくく、お手入れも楽になります。
時折、ちぢみのシボが取れてしまった…というお声を頂くことがあります。
ちぢみの風合いは永続性の加工ではないため、使用するうちに段々無くなってしまうものなのですが、お手入れや使用の際に気をつけて頂けるとより長く楽しむことができると思います。

以下、新之助上布の生みの親”師匠”大西の話や工場に来てくださる仕立て屋さんの話、お客様からの体験談、そしてウェブショップ担当藤岡が実際着てみての私感などなどを交えながら、
新之助上布のちぢみがどのようにつけられるのか、またお手入れのコツ(わたくし藤岡の私感含むですが!)についてをまとめてみましたのでこれからの季節、どうぞお役立て下さいませっ



【麻ちぢみの"シボ"について】

新之助上布の本麻・綿麻ちぢみでは生地を揉むことでシボをつけています。生地を揉みこみ、時にアルカリなどのダメージを与え生地にシボをセットします。いわば髪にパーマをかけるような工程で癖がつくのです。
このちぢみ加工に永続性はなく、生地のシボは使用するにつれだんだんと取れてしまいます。これは私感ですが、新品の新之助上布の生地を水通しすると、一度シボがぐっと立ちます。その後は使用・着用によりしぼ立ちが弱くなる→洗濯で水をくぐることで復活する、を繰り返しながら、だんだんと生地自体が柔らかくなっていきシボも穏やかになっていくようです。
新之助上布の綿麻ちぢみは綿が入るため生地自体が柔らかいため、本麻生地よりもシボが取れやすい傾向にあります。


【シボの敵はアイロン=熱&圧迫】

シボが一番取れてしまうのはアイロン、特にスチームアイロンです。
ですので着用後のしわや畳みしわが気になるような場合、生地のしわを取るにはまず霧吹きなどで水分を含ませ自然に乾かしてください。アイロンをかける際は強く抑えないようにし最小限に。クリーニング店などにお手入れに出すと、仕上げの際プレスされシワがとれてしまうことがありますのでご注意ください。

また着用の際、生地に長く圧力をかけたり伸ばしたりすると軽いアイロンをかけているのと同じ状態になってしまうようです…
体にぴったりと沿うように着付けると、(シルエットはスッキリするのですが)生地が引っ張られてしまいます。また椅子などに長く座ることもシボには負担になってしまいます。とはいえ全く座らないというのも非現実的なのですが…(汗)下記の着方tipsもご参考に!


【シボを長持ちさせるお手入れや着方】

新之助上布のちぢみにおすすめのお手入れ方法は、ご家庭での手洗いです。着物なら中性洗剤で優しく手洗いをし、着物ハンガーなどを使い形を整え、陰干し。脱水は軽めにとどめると水分の重みで洗濯の際のシワが自然に伸びます。またこれは私の私感ですが、シボが取れやすい個所の生地(おしりなど)を手で軽く揉んでから干すとシボが少し戻るようです。(縫い目を痛めてはいけませんので揉み過ぎには注意です!)

ただ(これはシボとは関係がありませんが)麻・綿麻のきものが活躍する夏は、汗や皮脂の汚れが付きやすい季節です。頻繁に着用し、洗濯するなら問題はないようですが、長期にわたって保管する際は手洗いで洗い残した汚れがシミの原因になる恐れもあります。長い期間着る予定がないようなら、専門店でのお手入れも視野に入れてみてくださいね。仕立て屋さんによると「生き洗い」というお手入れがお勧めだそうです。
(ちなみに私は手持ちの新之助上布の麻・綿麻着物を毎シーズン着て手洗いして仕舞っています。今のところ、この頻度ではシミ汚れが気になることはありませんので生き洗いの経験はありません…。何年も着ないようなら検討してみたいです!)

また、来ている最中もふんわりと空気を含むように着付けたり、座る前には引っ張られる箇所の生地を少し持ち上げてたるみを作ってあげるなど、少し気を付けて頂くことでシボへのダメージは軽減しそうです。


と、長文になってしまいましたがお役に立ちそうでしょうか。
適切なお手入れ&使用で新之助上布の本麻ちぢみ・綿麻ちぢみの風合いを長く楽しんでいただけたら嬉しいです!ヽ(´∀`)ノ


さて「ちぢみ」とひとくちにいっても、素材や産地、さらには機屋さんによってもちぢみの出し方はいろいろです。糸の太さや撚りの強さによってもちぢみの持つ特徴は変わってくるようです。ですので、今回の記事は「新之助上布の麻ちぢみについて」ということでよろしくお願いします!
これを読んで「ちぢみ」に興味がわいてきた…!!というアナタには!(居るのかな?)糸の撚りなどなどの話も、改めて書いてみたいと思いますのでお楽しみにっ。



※新之助上布のHPやウェブショップの文章を無断で転載されているケースを見かけます。当ブログも含め、ウェブショップ、ホームページの文章や写真を無断で転載することはお断りいたします。掲載されている文章をお使いになりたい場合は当店まで連絡の上、元記事へのリンクをお願いします。
有楽町の展示会も無事終了いたしました!
東京から帰って、もう一週間なんですね〜。早いです。
荷物も戻ってきて、工房も一段落。早速、来シーズンに向けて、柄を考えたりしています。
ウェブショップの方では夏に向けて、涼しい麻の着物小物なども追加予定♪
どうぞお楽しみに〜。


さてさて、夏のふだん着に大切なのは、お手入れの簡便さ。
やっぱり汗をかきますから、お家で気軽に洗える素材が気軽で良いです♪
もちろん新之助上布の麻や、綿麻の着物も、お仕立ての前に水通しや湯通しなどの縮み止めの加工を施すことで、自宅でお手入れして頂けます。
麻は水が大好き!な素材ですので、特に本麻の着尺などはじゃっぶじゃぶ洗うことで、段々生地が柔らかーくなってきて、肌触りも良くなるんですよ〜
展示会でご一緒したIさんの3シーズン目の新之助上布、洗いこまれてまるで木綿みたいにふわっとした肌触りに変わっていました♪うーん、私もそんな風に新之助上布を育ててみたいな〜


ちょっと話が横道にそれましたが…本日は店長の着物洗濯の様子をご紹介いたします。ま、この方法がベストではないかもしれないですけども、こうやって洗ってますよ〜ってことで…

基本的には、セーターとかのお洒落着洗いと同じ洗い方をしています。
今回は丁寧手洗いモード!手縫いで仕立てた綿麻ちぢみの単衣を洗います。


まずは水をためて、お洒落着用の洗剤(アクロンとか、エマールとか…)をちょろろっと。
うち、たらいが無いので洗面台で洗ってます…そろそろたらいが欲しいっ



着物を袖畳み(仮畳み)にして、洗剤液に漬けます。
この時食べこぼした!など、部分的に汚れが付いてる場合は、そこが表に来るように畳むのがミソです〜。汚れを部分洗いしやすくなりますっ。
部分洗いの後は、面倒な時はそのまま10分くらい漬け置いたり、急いでいる時は優しく押し洗いしたり…気分によって結構まちまちです(汗)汗を落とすくらいなら、そんなに気合を入れてがしがし洗わなくても水に通すだけでスッキリするみたい。今回は娘ががんばって洗ってくれました(笑)洗面台びしょびしょ!



すすぎが終わったら、洗濯機の脱水モードで脱水します。洗濯機の中に入れて、スイッチピッ、でおまかせ〜♪
…といきたいところなのですがっ!脱水コースを最後までやると本気で水分が抜けて着物がシワッシワになっちゃいます(涙)ので、1分そこそこくらいで適当に止めて上げて下さいね〜(写真は、脱水完了の図)。
水滴が垂れるようならもう少し脱水しても良い感じですが、ほどよく水分が残っている方が、干した時に水分の重みで着物のシワが伸ばされますので形よく干し上がります♪



干す時は、着物ハンガーで。普通の洋服用のハンガーで干すと形が崩れますので要注意!着物ハンガーでも、袖の先まで棒が届く長いタイプのがオススメです。携帯用など短いハンガーで干すと、肩のところで着物が折れてしまい、肩が抜けたりします…。
洗濯の時に付いたシワは手のひらで押さえながら干します。手縫いの場合は生地が縮んで縫い目の部分がつれないように、生地を気持ち伸ばしながら干しています。
麻は木綿ほどは縮まない素材だそうですが、やはり水をくぐることで多少生地は縮むようです。この綿麻ちぢみも、2〜3回洗濯したことで仕立て上がってきた時よりも2cm前後縮んでいるよう。

ちょっとめんどくさそうですが…新之助上布の着物はちぢみの着物。表面にデコボコの加工が施されていますので、基本的にノーアイロンで着られる生地です。ですので変なシワが付かないように、最初に形を整えて干してあげれば、あとはノーアイロンで洗いざらしを着られるのですっ。


そんな新之助上布のお洗濯でした〜。
たくさん洗って、たくさん着て上げて下さいねっ!夏のふだん着は、新之助上布で♪




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